ネット婚活と結婚相談所/成婚率と会員数を比較
ネット婚活と結婚相談所の成婚率と会員数を比較してみました。
いくら結婚相談所に登録したとは言っても、お見合いに繋がらなければお話になりません。
世間一般的には結婚相談所の登録を考えた時に「会員数」の多さを目安にする人もいるでしょう。
ただし、会員人数が多いからと言って必ず出会いに繋がる訳でもありません。
例えば会員数5,000人程度の小規模な相談所だったとしても、会員の「質」が非常に優れている事もあります。
会員数が数万人の大規模な相談所は数が多い分だけ多種多様な提案が可能となるかもしれませんが、その分「質」にはばらつきが生じる事が考えられます。
もっと突っ込んでみると「成婚率」も重要となります。
成婚率とは結婚が決まったから結婚相談所を退会する人の事を指すわけですが、この数字が高い程「成婚率」が高い事を意味しています。
しかしこの成婚率、算出方法は各結婚相談所によって様々です。
代表的な算出方法は
- @「成婚による退会者」÷「総会員数」
- A「一定期間の成婚による退会者数」÷「一定期間の退会者数」
- B「成婚による退会者数」÷「成婚以外を含む全退会者数」
などとなります。
例えば100人の会員がいて、結婚する為に退会した人が10人、それ以外の都合で退会した人が20人いたとします。
その場合、@だと成婚率は10%となり、Aは成婚率50%、Bは33%とかなりの差が生じるわけです。
この事からも、成婚率が高い=優れた結婚相談所と言う訳ではないので注意が必要です。
そこでこのページでは各結婚相談所の会員数と成婚率についてご紹介します。
- ハッピーカムカム(61,000人 成婚率1年で53.1%)
- 楽天オーネット(49,000人 成婚率22%)
- スマリッジ(45,000人 成婚率17.4%)
- ノッツェ(40,000人 成婚率非公開)
- ツヴァイ(29,000人 成婚率17.4%)
- エン婚活エージェント(25,000人 成婚率20%)
- パートナーエージェント(25,000人 成婚率28.6%)
- ゼクシィ縁結びエージェント(25,000人 非公開)
しかし、価格が高いハッピーカムカムですが61,000人の会員数で成婚率1年で53.1%は驚きますね。
対する婚活サイトは最も少なくてもゼクシィ縁結びで85万人!
結婚相談所の中で最も会員が多いハッピーカムカムでも6万人なので、優に14倍もの会員数を誇っているのです。
ペアーズに至っては累計会員数は1000万人!!公式のアナウンスによると毎月カップルになるのは7,000組!もはや結婚相談所と比較する事さえはばかられるレベルです。
最終的には利用する人の判断になるので、結婚相談所or婚活サイトどちらかが良いのか?じっくりと考えて利用するべきでしょう。
結婚相談所のエリアについて
結婚相談所の中にはエリアによって料金が変わる、会員が少ないエリアだと利用をお断りされる事があります。
エン婚活エージェントのエリア
人材派遣系の会社として有名なエン・ジャパンを親会社に持つエン婚活エージェント。
結婚相談所としてはリーズナブルな料金体系で人気を集めています。
エン婚活エージェントのユーザーはパートナーエージェント、ツヴァイ、ゼクシィ縁結びエージェントなどと提携している「コネクトシップ」というシステムをシステムを利用して、希望の異性が見つからない時には他の結婚相談所に在籍しているユーザーともお見合いが可能となっています。
そんなエン婚活エージェントがリーズナブルな理由の1つが「無店舗・エリア限定」だから。
現在対応しているエリアは関東エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、茨城、栃木。東海エリアは愛知、岐阜、三重、静岡です。
関西エリアは大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀となっています。その他のエリアで北海道、福岡、広島となっており、特にその他エリアはサービスをスタートして間もない事もあり、希望条件によっては毎月6名以上のユーザーを紹介出来ないかもしれないとの事。
デートするまでは婚活サイトと同じくネット上で出来るものの、それ以降は現地に赴く必要がある事からも、全国誰でも利用出来る結婚相談所であるとは言えないでしょう。
ツヴァイのエリア
イオングループが運営している結婚相談所です。
メインユーザーは男性は40代、女性は30代となり、医療関係に従事している人が多い事が特徴です。
対象エリアはほぼ全国に営業所を展開しており(全51店舗)、ほぼ全ての居住エリアで対応可能となります。
その分、料金も高く、初期費用だけでも10万円近くの出費が必要となる事からも、婚活に本気モードの人限定と言えるかもしれません。
Bスマリッジのエリア
上場企業でもあるSEH&I(株)系列のSEモバイル・アンド・オンライン株式会社が運営しているオンライン完結型の結婚相談所です。
実店舗を持たないシステムの為、他の結婚相談所に比べると遥かにリーズナブルな料金プラン(初期費用6000円+月額9000円)を実現しています。
オンライン完結とは言っても「オンラインアドバイザー」婚活に関する疑問や不明点について親身になって相談に乗ってくれます。
しかしリーズナブルな分、対象エリアは限られており、今の所は関東1都6県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県群馬県、栃木県)のみとなっています。
(注:2019年7月19日(金)より日本結婚相談協会(JBA)に加入した事により、他の結婚相談所に登録している人も検索出来る様になりました)
結婚相談所はオンライン方式以外は実際に店舗に足を運ぶ必要があり、エリア以外に居住している人は利用したくても利用出来ない事になります。
その点、婚活サイトは居住エリア別に自分好みの異性を絞る事が出来、居住エリア以外の人でも望みであれば検索して表示させる事も可能です。
ペアーズはオンライン上理想の異性を探すマッチングサイトであり、居住エリアに制限などはありません。
現在会員数は380万人を超え、エリア別に見ても東北エリア37%、関東エリア41%、東海・甲信越エリア38%、関西エリア46%、中国・四国40%、九州・沖縄41%と非常にバランス良くユーザーがいる為、地方在住だからと言って「出会えない」なんて事はほぼありません。
ネット婚活と結婚相談所/婚活の平均期間
婚活の平均期間はネット婚活が8ヶ月で結婚相談所は1年
あるアンケートによると、平均的な婚活期間は3ヶ月未満と答えた人が全体の4割以上を占めてトップとなっていました。
しかし1年以上と答えた人も全体の3割を占めており、特に40代を超えた人は3年以上も婚活を続けている人も珍しくないとか。
ここでは結婚相談所(仲人型&データマッチング型)とネット婚活の平均的な婚活期間を経済産業省が発表した「少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究報告書」から引用してご紹介します。
ネット婚活の期間は
日本国内に居住しているなら、それこそどこからでも登録して利用する事が出来るネット婚活。
調査研究報告での成婚率は「8ヶ月前後」と記されており、婚活期間としては比較的早い段階で決まっていると言っても良いでしょう。
結婚相談所(仲人型)の期間は
カウンセラー(仲人)がいて、あれこれアドバイスを受けながら婚活する事が出来る仲人型の結婚相談所。
恋愛経験がなく交際のやり方が分からない、そもそもモテナイなど、ネット婚活するには厳しい人でも比較的結婚しやすいのも仲人型の結婚相談所の特徴と言えます。
人件費がかかる分、費用も高額となってしまうデメリットがあります。
結婚しやすいとは言っても、成婚するまで平均「1年近く」かかる事が多いそうです。
一度お見合いをしてから2回目に会っても良いと思った場合は双方の連絡先を交換して数回デート(仮交際)をするのですが、その時点でダメになってしまい、振り出しに戻る人も多いのだとか。
そもそも恋愛に慣れていない人などは、その都度カウンセラーに支持を仰ぐなどが必要となり、一般的な交際期間よりも長くなってしまう事も考えられます。
データマッチング型の結婚相談所
内容的にはほぼネットの婚活サイトと似た様なシステムとなるのがデータマッチング型の結婚相談所です。
確かにシステムは似ていますが、コンシェルジュにメールの送り方、デートのやり方などの疑問を質問する事が出来ます。
更に、自分好みの異性を毎回10人前後紹介してくれ、実際にマッチングするとオンライン上でデート場所のセッティングなどを行います(ゼクシィ縁結び・パートナーエージェント・エン婚活エージェントなどが同様のシステム)。
本気で交際する事が決まったら、他の方とのデートは出来なくなるもの仲人型の結婚相談所と同じになります。
このデータマッチング型の結婚相談所の成婚期間はエン婚活エージェントでは5.3%、ツヴァイでは8ヶ月、パートナーエージェントは1年以内が6割り程度と発表されており、各相談所によってかなりのばらつきがあります。
仲人型はおせっかいに近い程のサポートを受ける事が出来る反面、そこそこの恋愛経験を積んできた人にとっては煩わしく感じる事も。
そこまでサービス要らないよ!自分である程度やりたい!と言う人にオススメなのがデータマッチング型の結婚相談所と言えます。
ネット婚活と結婚相談所の成婚率の比較
結婚相談所やネット婚活サイトの広告にデカデカと「成婚率◯◯%!!」と出ているのを見かけた人も多いでしょう。
しかしそれは実際に結婚したカップルの数字ではなく、あくまでも結婚相手が見つかってサイトや結婚相談所を退会した人の数字なのです。
では、本当に結婚した人ってどれくらいいるのでしょうか?結婚相談所&ネット婚活別に比較してみたいと思います。
ある調査によると婚活して実際に結婚した人は4人に1人(男性26.6%・女性23.7%)と発表されています。
その内、結婚相談所を利用した人の場合、1年間に8%しか実際に成婚に至っていないそうです。
つまり100人の内わずか8人だけという事になります。。
対するネット婚活サイトの場合ですが、2018年4月にマクロミルという会社が婚活アプリ経験者1000人に対して調査した結果、「7.7%」と発表されていました。
案外悪いかも?と思われるかもしれませんが、それでも成婚率が高いと言われている結婚相談所と比べてもわずか「0.3%」しか違わないのです。
この事からも、婚活アプリの結婚の割合はそれ程悪い訳ではないと言えます。
しかしこの数字は利用するサイトによって随分変わってくる為、人気の婚活サイトを複数「掛け持ち」する事で、更に結婚する確率を上げる事が出来る様になります。
ネット婚活と結婚相談所/料金はどちらが安いのか
結婚相談所はネット婚活に比べて料金が高いとご説明しましたが、実際にどの位の違いがあるのか確認してみましょう。
結婚相談所を利用する場合、入会金(プロフィール作成や情報登録費用など)・月額料金(実際にサービスを利用する為の費用)・お見合い料金(実際の紹介費用、セッティングなど)・成婚料(結婚が決まって退会する際の費用)などが必要となってきます。
この内、お見合い料と成婚料を徴収しない所も増えてきていますが「成婚料が高い所程、婚活の成功率が高い」とも言われており、悩む所ではあります。
ただし、高い所は成婚料15万円と高額になってしまいますが(ハッピーカムカムの場合)。
結婚相談所料金比較一覧
名前 | 会員数 | 初期費用 | 月額費用 | お見合い料 | 成婚料 |
---|---|---|---|---|---|
エン婚活エージェント | 25,000 | 9,800 | 12,000 | なし | なし |
パートナーエージェント | 25,000 | 50,000 | 13,000 | なし | 50,000 |
ゼクシィ縁結びエージェント | 25,000 | 30,000 | 9,000 | なし | なし |
楽天オーネット | 49,000 | 106,000 | 13,900 | なし | なし |
ツヴァイ | 29,000 | 95,000 | 15,000 | なし | なし |
ハッピーカムカム | 60,000 | 50,000 | 15,000 | 10,000 | 150,000 |
スマリッジ | 45,000 | 6,000 | 9,000 | なし | なし |
ノッツェ | 40,000 | 78,000 | 4,500 | なし | なし |
結婚相談所 ハッピーカムカム
創業19年の老舗。恵比寿・広尾エリアの上質な会員が多い。紹介数が無制限なのです。
会員数は60,000人でハッピーカムカムにかかる初期費用はなんと50,000円。その他に月額費用が15,000円もかかり、別途、お見合い料10,000円。
さらに結婚が成立した場合に発生する成婚料は150,000円となります。
最短でも一ヶ月の利用で初期費用5万円、月額1万5千円、お見合い料1万、成婚で15万なので単純計算でも余裕で22万円はかかります。
ネット婚活をしていると非常に高く感じるのは私だけでしょうか?
楽天オーネット
楽天グループと圧倒的知名度で20代の比率が高いことで知られています。ちなみに会員数49,000人。
初期費用106,000円 月額費用13,900円 お見合い料・成婚料は共に無しなのでハッピーカムカムに比べると安いですね。
スマリッジ
2018年スタートしています。オンラインの婚活サイト形式で会員数45,000人。
初期費用が6,000円で月額費用は9,000円。お見合い料・成婚料はともになしです。
ノッツェの特徴
コンシェルジュが付かないオンライン婚活サイト形式。月額費用が安い。会員数は40,000人。
初期費用78,000円 月額費用4,500円 お見合い料・成婚料ともにありません。
ツヴァイ
安定のイオングループが運営しているのですが会員数はたったの29,000人です。
ただし成婚率が高いと会員数は減ります。これは後程、解説します。
初期費用95,000円で月額料15,000円。 お見合い料・成婚料ともにありません。
エン婚活エージェント
結婚相談所としてはリーズナブルの価格で初期費用が9,800円と安く月額費用も12,000円とリーズナブルです。
会員数が25,000人です。お見合い料と成婚料ともにありません。
パートナーエージェント
東証マザーズ上場企業が運営する結婚相談所です。
成婚率はたったの30%ときました。会員数25,000人。
期費用50,000円 月額費用13,000円 お見合い料なし。成婚料50,000円と若干高いです。
ゼクシィ縁結びエージェント
あのリクルートがプロデュース 圧倒的知名度の高さでは有名です。
会員数はたったの25,000人。婚活アプリを運営している割には少ないように思います。
ここでも成婚率が高ければ会員数は減るので何とも言えません。後程、成婚率を調べてみましょう。
初期費用30,000円 月額費用9,000円 お見合い料・成婚料はともになし。
一番安い結婚相談所
単純に値段の安い順に並べてみると、スマリッジ→エン婚活エージェント→ゼクシィ縁結びエージェントとなります。
逆に高い順番だと1位はお見合い料から成婚料まで全て必要となるハッピーカムカム、2位はパートナーエージェント、3位は楽天オーネットの順番になります。
因みにネット婚活の場合、入会金は不要で殆どは月額費用だけで利用出来ます。
その月額料は最も高いブライダルネットでも3,980円、ペアーズは3,480円ですが、こちらに至っては女性は無料で全ての機能が利用出来ます。
当然、ネット婚活サイトではお見合い料や成婚料などは不要です。
ただし、マッチングしてから実際に会うまでの流れは全て自分次第と手間暇はかかります。
単純に費用だけだと結婚相談所を1年利用した場合、最も安いスマリッジでも月額費だけで108,000円、ハッピーカムカムに至っては180,000円!と高額になるのに対し、婚活サイトの場合だとブライダルネットで23,400円(12ヶ月一括)、ペアーズ14,160円(12ヶ月一括)と比較にならない程リーズナブルです。
改めて料金の違いは歴然ですね。
いつでもどこでも、自分の好きな時に婚活が出来る婚活サイトが圧倒的にリーズナブルです。
その分、写真撮影からプロフィールの作成、相手とのメールのやり取りなど全て自分でやらなければいけません。
しかもマッチングしたからと言って「即結婚」ともなりません。
これはサイト次第ですが、婚活サイトとはなっていても、実際は恋活をしている人も一定数使っている事がある為です。
一方の結婚相談所は料金が高い分、アドバイザーの手厚いサポートが充実しており、恋愛に奥手の人でも安心して利用出来るメリットがあります。
しかも結婚相談所を利用する人は結婚に対する本気度の高い男女がほとんど。
短期決戦で結婚を真剣に考えている人は結婚相談所の利用もひとつの手だと言えるかもしれません。
ネット婚活と結婚相談所の選び方まとめ
結婚相談所に向いている人は
- 「今年中に絶対に結婚したい!」
- 「恋愛経験が少なく、専門的な知識を持っているスタッフに相談しながら進めたい」
などの人は、料金面などのハードルが高くなりますが、結婚相談所の利用がマストと言えます。
長年の経験から婚活に必要なアドバイスや自分では考えもしなかった意外な理想の相手なども探してくれたりもします。
また、自分から中々行動できない人も良いと思います。
ただ紹介される人数には限界がありそうです。
反面、ネット婚活に向いている人は
- 「これからゆっくりと婚活相手を探していきたい」
- 「もっと色々な人と会って話しをしてみたい」
- 「そこそこ恋愛経験はある」
- 「そもそも婚活にそれ程お金を使いたくない」
これらに該当する人であれば、24時間好きな時間に利用出来、尚且格安の利用料金のネット婚活が良いかもしれません。
結婚相談所に比べて沢山の異性を知ることができます。理想の相手を見つける確率が高いのはネットでしょう。
理想の相手が見つかったら自分からアグレッシブに行動できる人にはオススメです。