ネット婚活 無料/無料の婚活アプリの特徴
日本に数多くある婚活サイトは基本的に男性有料・女性は「無料」で運営されている事が多いです。
なぜこの様なビジネススタイルを採用しているのか？というお話ですが、日本における婚活アプリは圧倒的に女性が「売り手市場」となっていて、女性ユーザーを取り合う状態になっています。
男性ユーザーは当然女性が多いアプリに登録するので、女性を完全無料で利用出来る様にして女性を集め、男性側に利用料の負担をさせるビジネスタイルを採用している訳です。
無料サイトの「メリット」についてまとめてみました。
無料でネット婚活気軽に婚活ができる
女性の場合は無料で利用出来る！男性を課金させるためには女性が必要なのです。（だからインスタやTwitterで積極的に宣伝しているのです）。
それと無料の分、有料サイトだと当たり前の「決済情報」を提供する必要がなく、その分安心度が高まります。
ネット婚活 無料なら複数のサイトを掛け持ちできる
男性の場合、1サイト毎に利用料として4,000円近くが請求される為、複数のサイトを利用するのは余程金銭的に余裕がないと厳しくなってしまいますが、女性は無料の分、多くの婚活サイトを「掛け持ち」する事が出来ます。
そうする事で高い「マッチング率」を期待する事が出来るわけです。
当たり前ですが女性側にも料金を徴収すれば運営側も儲かるし、機能を充実させる事なども出来るのでしょうが、日本の女性はまだまだネットの出会いにネガティブイメージを抱いている人が多く、もっと気楽に利用出来る様に無料としている側面もあります。
ただし最近はネット婚活も以前に比べて一般的になってきており、女性も「有料」で運営を行う婚活サイトも増えてきています。
そこで気になるのが無料と有料ではどの様な違いが出てくるのか？という問題です。
無料でも高いクオリティー（質）のサービスを受けれるのであれば良いのですが「ただより高いものはない」であれば問題です。
女性側からすれば無料で利用出来る事は最大のメリットと言えますが、そっくり裏返すと男性側からすればそれが最大の「デメリット」になる事も考えられます。
特に気になるのが女性の「質」です。
例えば詐欺の「業者」だったり、マルチ系（MLM）の勧誘など、無料である為に本来の利用目的から大きく道をそれた意識が低いユーザーなどが紛れ込んでくる危険性が高まってくる事が考えられます。
そこで女性が無料で使える有名婚活サイト2社（ペアーズ＆マリッシュ）の料金プランや特徴、気になるクオリティーについてご紹介します。
婚活サイト無料の ペアーズ
ペアーズは女性なら無料で使うことがで会員数も多いので質も高いです。
業界最大手のペアーズは婚活と恋活と幅広くカバーしています。
リリース当初は「Facebook」ユーザー限定でしか利用出来ませんでしたが、後年改定されて電話番号やメールアドレスしかない人でも利用出来る様になり、更にユーザー数を伸ばす事に成功しました。
そんなペアーズの特徴はなんと言っても会員数の多さでしょう。
2019年1月の発表によると累計会員数は1,000万人！を突破。しかも2018年2月から1年間で新規会員が300万人も増加し、143％もの増加率を記録したそうです。
1日当たりの新規会員登録者を計算してみると、なんと13,000人もの人が登録している事になります！さすがペアーズ！知名度が凄いです。
このペアーズで知り合ったカップルの数も20万人を超え、しかもその約6割ものカップルが入籍＆結婚の意思があるとも発表されているのです。
それだけ婚活に真剣度が高い男女が使っていると言う訳です。
つまり統計から言うと女性が無料でもペアーズの場合は積極性のある女性が多い訳です。
男女比については男性6割：女性4割と男性側の方が多いのですが、これは婚活アプリとしては至って平均的な数値と言えます。
会員数で表すと男性370万人、女性は270万人（どちらも3日以内にログインしたアクティブユーザー）となる訳です。
その圧倒的な会員数と言わんばかりの出会いに繋がる多種多様な機能（コミュニティー機能・距離検索・豊富な検索機能）によって、圧倒的なマッチング率を誇っているのがペアーズなのです。
ペアーズの料金プラン
男女とも登録無料
有料プラン男性…1ヶ月プラン 3,480円・3ヶ月プラン 6,840円(月額 2,280円）・6ヶ月プラン 10,680円(月額 1,780円）・12ヶ月プラン 15,360円(月額 1,280円）（全てクレジットカード決算の金額。Google・AppleIDは1ヶ月4,100円〜）
女性は全て無料
オプションとして「レディースオプション」があり、いいね！の付与数がプラス20や、メッセージの未読・既読、オンライン表示が消せるなどの機能が使える様になりますが、殆どの人は使っていない模様です。
気になるユーザーの「質」ですが、まず気になるサクラは100％いません。
良くある出会い系は従量課金制（利用料はポイントで支払う）ですが、ペアーズは定額制の為にわざわざサクラを雇う必要がありません。
ただし、ペアーズの監視をくぐり抜けて活動している「業者」については極少数ながらも存在する模様です。
ただしそれは他の婚活サイトでも言える事なので、特別ペアーズだから、と言う訳ではないのであしからず。
既婚が多かったペアーズですが通報機能を強化しており既婚者の排除や業者を徹底して排除しているようです。
先日は無料のTINDERをリサーチしましたが、無料なので会員の質がかなり低く女性に成りすました他サイトへ誘導する業者に騙されそうになりました。
こんな女性会員がペアーズでは見かけないので優れているなと思います。
10代〜20代の若い会員が多い印象のペアーズですが、婚活アプリとしても非常に優れています。
ペアーズの利用目的アンケートでは、1位の恋人探し目的（男性4割、女性5割）に次いで2位となっており（男性1割、女性2割）となっており、真面目に恋活・婚活している人が多いと言えます。
年収別に見てみると、男性は20代は400万円未満が25万人でトップ、30〜40代はぐっと上がって400万円〜600万円が全体の4割近くを占めていました。
女性は200万円〜400万円が最も多く全体の5割近くを占めています。
職業別に見ると男性は1位会社員・2位公務員・3位会社経営者・役員と並びます。
女性は1位会社員・2位事務員・3位看護師となっていました。
口コミを調べてみると、とにかく会員が多い為、稀に業者なども混じっているそうですが、一般的には極普通の常識人が利用している事が殆どです。
バツイチユーザー比率に関するデータがなかったので比率は分かりませんでしたが、バツイチさんが集う「コミュニティー」もあるので再婚希望の人も全く問題なく利用出来るハズです。
もっと本気のサービスを期待される方は今年の7月にリリースされた新サービスの「ペアーズエンゲージ」をどうぞ。
月額9,800円となりますが、1年以内に結婚したい人に向けて毎月30人の結婚相手候補を紹介してくれます。
独身証明書や収入証明書による厳格な入会審査、更に24時間いつでも相談出来る専属のコンシェルジュサービスなど手厚いサービスを受ける事が出来ます。
お値段は少々かかりますが真面目に婚活している利用者が多いので成婚率も高くなります。
無料でおすすめのネット婚活ならマリッシュ
シンママ・シンパパを優遇している世にも珍しい婚活アプリのマリッシュ。
俗に言うバツイチさんを積極的に受け入れている事が最大の特徴となる訳ですが、それが「デメリット」となる場合もあります。
マリッシュは初めて婚活をする人も当然利用可能なのですが、未婚の人からすればバツイチさんは扱いづらい存在とも言えます。
（当然、バツイチでも良いと言う人もいるでしょうが）。
婚活しているけどマッチングする人が全員「バツイチだった」なんて事になるのも考えものです。
料金ですが、女性は完全無料、男性は有料ですが、1ヶ月の料金が2,980円（Google・AppleIDは3,400円）とペアーズと比べると格安となる為、ヤリモクや遊び相手探しを目的とするユーザーが多いと口コミにも多く上がってました。
それとマリッシュは年齢層が30代後半から40代と高く、20代の若い人を求める人にも不向きと言えます。
シングルママで３０代４０代ですと無料で子供も受け入れてくれる男性を探すにはもってこいのマッチングアプリではあります。
若い女性には理解できない世界観があると思われますのでペアーズが無難でしょう。
ネット婚活 有料のメリット
| 男性料金 | 女性料金 | |
|---|---|---|
| ペアーズ | 3,480円 | 無料 |
| ゼクシィ縁結び | 2,592円 | 2,592円 |
| マリッシュ | 2,980円 | 無料 |
| ブライダルネット | 3,980円 | 3,980円 |
| ユーブライド | 2,400円 | 2,400円 |
| タップル誕生 | 3,600円 | 無料 |
次に女性が「有料」となる婚活アプリのメリット・デメリットについて書いてみたいと思います。
まだまだ男性有料・女性無料の婚活サイトが主流ですが、近年は女性側の方が婚活に積極的な事もあり、各運営会社も本気で婚活をしている女性向けにサービスを充実させたアプリのリリースに余念がありません。
ネット婚活有料サイトは真剣に婚活している人が多い
通常、無料で利用出来るところをわざわざ課金して利用しているので、それだけ婚活を真面目に行っていると言う事が出来ます。
女性が有料のサイトは基本的に男性も真面目な人が多い傾向にあります。
女性会員が少ない
これは男性ユーザーからすれば競争率が上がる為にデメリットとなってしまいます。
しかし、女性ユーザーからすれば女性ユーザー数が少ないということは「ライバル」も少なくなるというメリットが生まれます。
年齢層が高い
若い人がわざわざ有料サイトに登録しなくても出会いが期待出来るでしょうが、アラサー・アラフォーやバツイチともなるとそんな悠長に構えていられなくなります。
基本的に有料の婚活サイトを利用する女性は平均年齢が高い傾向にあり、30〜40代の女性が多くなります（男性ユーザーの年齢もあまり差はありません）。
人生経験豊富な人が多いので、落ち着いたやり取りが期待出来ます。
有料のネット婚活だとアクティブな会員が多い
無料で利用出来る婚活サイトの場合、登録だけして「様子見」をする人も多いです。
その他、同じ無料サイトに複数登録している人も多く、動きが鈍い（使っていない）ユーザーも多いです。
対する有料のアプリはお金を払って使っている分、アクティブなユーザーが多いです。
有料の婚活サイトのデメリット
次に有料婚活サイトのデメリットについて書いてみます。
有料だと20代の若い会員が少なくなる
20代の若いユーザーが少なくなる為、若い人と出会いたい人にはデメリットとなります。
しかし20代の人が年上の人を狙う場合にはメリットになるとも言えます。
会員が少ない
単純に会員を増やしたいなら「無料」がベストです。
それに比べて有料のサイトは圧倒的に会員数が少ないです。
ユーザー数の少なさは人口の多い都心部ではそれ程影響がなくても、地方在住者は地味に影響を受ける事になります。
田舎だと登録しても女性がいないってパターンも結構ありますので慎重に登録するのをオススメします。
金銭的な負担が増える
有料サイトだから当たり前ですが、金銭的な負担を強いられる事となります。
有料だから必ず「マッチング」出来るとも限らない為、人によっては無駄金となってしまう事が考えられます。
ただし、一般的には1ヶ月あたりの金額は4,000円前後となる事が多い為、結婚相談所を利用するよりは遥かにリーズナブルに済みます。
女性が有料のサイトとして有名なサイトは（ユーブライド）・（ゼクシィ縁結び）・（ブライダルネット）などが有名です。
それぞれのサイトの料金システムから特徴、クオリティについてまとめてみました。
女性が有料な婚活アプリ ユーブライド
ユーブライドはあのmixi（ミクシィ）が運営している婚活サイトです。
運営実績17年、累計会員数100万人オーバー、3ヶ月以内の成婚退会は58%、6ヶ月以内は77%、1年以内の成婚退会はなんと91%と非常に高い実績を誇っています。
婚活している人を応援する豊富な機能が充実してます。
58項目にも上る豊富な検索機能。
結婚観がにている人を表示させるベストマッチ機能。
Twitterの様に利用出来るつぶやき機能。
匿名で使える恋愛相談Q＆Aなどなど、婚活コンテンツが豊富に揃っています。
料金プランですが、ユーブライドはちょっと変わっていて、男性会員だから絶対に有料会員にならなければいけない等の決まりごとがありません。
ユーブライドは無料プランでも基本的な機能が全て使えてしまう為、女性会員でも20代の人などは無料会員のまま踏みとどまっている人も多いです。
（異性を探す・マッチング・有料会員とメールのやり取り・つぶやき・恋愛相談・婚活パーティー参加など）
メッセージのやり取りが「無料会員同士」では出来ず、相手が有料（スタンダードプラン）のメッセージに対してのみ返信する事が出来ます。
しかし、こちらからの質問には制限がかかってしまう為、スムーズなやり取りを望むなら有料会員登録をした方が良いです。
料金プランは男女ともに1ヶ月4,300円（ウェブ版・Android版。AppleIDは4500円）。
メインユーザー層は男性が30代〜40代後半、女性は30代全般が多く、ペアーズなどと比べると年齢層はかなり上となってしまいます。
実際口コミを調べてみると、20〜30代前半の若いユーザーがとにかく少なく、いてもライバルが群がってくるそうです。
アクティブ会員は男女合わせて3万人前後だそうですが、都心部ではそこそこの会員数を誇っていますが、田舎エリアは会員が少なく全く使えないそうです。
バツイチは女性は24％、男性は20％と再婚者にも優しいサイトと言えるかもしれません。
職業ですが、男性は会社員と公務員が多く、全体の半分近くを占めています。
女性は会社事務の他、看護師さんが多いです。
年収は男女ともに300万円〜500万円の間が最も多くなっていました。
口コミを調べてみても、一般的な常識を持つ人が利用しており、悪徳業者に引っかかる人などはいませんでした。
女性も有料のゼクシィ縁結び
結婚情報誌「ゼクシィ」から派生したネット婚活サイトです。
あのリクルートマーケティングパートナーズが運営しており抜群の知名度を誇っており、現在の会員数は40万人を誇っています。
この手のサイトでは珍しく男性1：女性1の比率となっており、男女ともに均等に出会える機会があると言えます（会員数は男性25万人、女性21万人）。
抜群のブランドイメージから本気で婚活を求める男女が集まっており、お見合いオファーや、結婚に関する質問を中心にした条件検索など、とにかく婚活に特化した機能が充実しているのが特徴です。
しかしその分料金は他の婚活サイトに比べてお高め。
男女ともに1ヶ月プランは4,298円となっています（クレカ決済の場合。AppleID＆GooglePlayは4,900円）。
2〜30代の割合が男性67％、女性会員が93％前後と他の婚活サイトに比べると「若い」のが特徴です。
「ゼクシィ」というブランドイメージからどちらかと言えば男性よりも女性から高い支持を集めている印象が強いです。
大卒が半数以上を占めているし、何より男女ともに有料（しかも高い）ので変な人はいないでしょうが、会員数が少ない（男女合計約34万人）為、特に地方在住の人だと全く出会えないなんて事も珍しくないそうです。
地何にユーザーの見た目（ルックス）ですが、男性は優しく清潔感ある会社員が多く、女性はキレイ目で事務系会社員が多いです。
因みに全ユーザーで「バツイチ」は1〜2割程度とそれ程多くありません。
つまり初めての婚活の人が多い事となり、バツイチの人は苦労するかもしれません。
女性も有料のブライダルネット
株式会社IBJが運営している婚活サイトです。
メッセージの交換をしなくても直接デートの申し込みが出来る機能だったり、ユーザー1人1人に専門の「婚シェル（コンシェルジュ）サービス」が付き、質疑応答する事出来るなど、独自のサービスが特徴となっています。
料金は男女とも同額の1ヶ月3,980円（クレカ決済の場合。Google・AppleIDはともに4,700円）。
年齢層は30代全般が最も多く、逆に20代・40代は30代と比べると10％以上少なくなってしまいます。
ユーザーの年収を男女別に見てみると、男性ユーザーは400〜600万円が47％と最も多く、女性ユーザーは200万円未満が55％と大半を占めていました。
女性ユーザーの年収の低さが気になるところではありますが、結婚を前提としていたら問題ないのかもしれませんね？
因みにバツイチ率を調べてみると、男性は全体の12％（16,000人）、女性は8％（15,000人）となっていました。
ネット婚活 無料 まとめ
中規模クラスで無料の婚活アプリは女性の質が低下してしまいます。
しかも悪い事にそれに漬け込む男性ユーザーが群がってきて、更なる質の低下を招いてしまいます。
逆に女性ユーザーが有料の場合となると、ユーザーの質は上がるものの30代〜40代が主流となってしまい、20代を希望する人にとってはデメリットとなってしまいます。
しかも有料のサイトは会員数が少なくなってしまいます。都心部とかならまだ良い方で、地方でも田舎の方になると会員そのものが「いない」なんて事も。。
何を選ぶかによって変わってくる訳ですが、その塩梅が非常に難しい訳です。
この問題を全てクリアーするのは20代から上は40代オーバーまで幅広い層が利用しており、尚且恋活から婚活まで手広くカバーしている「ペアーズ」を置いて他にはありません。
会員が多い分、当然中には怪しい人物も混じっていたりしますが、それでも圧倒的な会員を誇り、地方在住者も多く利用しているので実際に出会える確率が他の婚活アプリの比ではありません。
ペアーズ会員の多くが「3ヶ月」で恋人が出来たと回答している事からも、男性ユーザーは3ヶ月の有料会員登録がオススメとなります。
（1ヶ月あたり1,980円。一括5,940円）。
とにかく複数の婚活サイトを合計した程の数の会員数を誇っているペアーズは安く会える「コスパ最高」の婚活アプリと言えるのではないでしょうか。